Golf Ci (E-19GX) 1986.12〜1993.10

初めての外車でした。それまで乗っていた国産ハッチバック車はボディ剛性が弱く、箱根スカイラインを軽いペースで流したくらいでもボディ後半がよじれるのがはっきりわかりました。この頃の国産車は現在に比べてボディ剛性の弱いものが多く、国産各社が、高剛性ボディを前面に売り出し始めたのは、その後大分経ってからのことでした。
そんなことでいつしか私は「次の車は、絶対にボディ剛性の高いドイツ車、それもGolfだ!!」と、決めていました。というより、当時私が買えるドイツ車はGolfしかなかったといったほうが正確だったでしょう。

ほとんど改造もせず買ったままのストック状態で乗っていましたが、週末の夜によく高速道路へ繰り出したのを覚えています。印象に残っているのはシートの出来が良かったことで、フロントシートは内部に天然麻が使われていたため、夏冬を通して快適でした。リアシートはシートバックがやや立ち気味でしたが、これがちょうど良い角度で背骨を支えてくれ長時間座っても疲れ知らずで、同乗者にも好評でした。残念なことに、いまだこれよりも優れたリアシートにはめぐり会えていません。
総走行距離は、130,000kmに達しました。東は浦安TDL、西は神戸六甲山まで、決して速くはありませんが”ビーン”というあの独特の小気味良い排気音とともに力強い走りを堪能しました。
車体の大きさはちょうど現在のポロくらいで、取り回しがしやすくとても気に入っていたのですが、10万kmを超えたあたりからさまざまなエンジントラブルが続くようになりました。このため修理費がかさむようになり、乗り換えを決意せざるを得なくなりました。今から思うと、丁寧に整備していればまだまだ現役だったのかもしれません。

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Exterior Hella 4Light Grille
Wheels BBS RJ 6J×14
Tire Pirelli P6 185/60R-14
Audio Alpine Headunit + CD Changer

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